【WEBライティング】検索流入を増やすとはどういう事?キーワードの事とか深堀してみた
ブログを書いているとやっぱり人に見てもらいたいのでPVを気にする人が多いと思います。
そりゃ全く読まれないより読まれた方が嬉しいすもんね。
個人的にはPVでの議論はあまり好きではないのですが、ここではPVを増やしたいという方向で話を進めます。
ですので、PVを全く意識しない場合はそっと閉じてください。
- PVを増やすためにはどうすればいい?
- ブログへのアクセスはどこからやってくる?アクセス元の違いで意識すべきことは違うよ
- 検索やキーワードを意識するって具体的にどういうこと?
- 「良い記事を書く」というのはどういう意味なのでしょうか?
- まとめ
PVを増やすためにはどうすればいい?
PVを安定的に増やしていくためには、検索流入を増やす方が効率がいいと言われています。
ヒトデさんも言われていますね。
バズを狙うことにも意味はありますが、安定して伸ばしていくという意味では検索流入を増やすという意見に僕は賛成です。
てなわけで、ブログに少し慣れてきたら検索経由のアクセスを狙う記事を多めにしていくのが理想だと思います。
では検索流入を増やすためにはどうすればいいのでしょうか?
それには、「検索やキーワードを意識して良い記事を書く」必要があると言われています。
「検索やキーワードを意識して良い記事を書く?」
抽象度が高くていまいち良く分からなくね??
WEBライティングでは基本的な話だと思いますが、抽象度が高いせいか僕が教えてきたほとんどの初心者の方は、これを果てしなく取り違えています。
ここでは、検索を意識・キーワードを意識した記事とはどういうことなのか?良い記事とはどういう記事なのかを深堀していきます。
いきなり本題に入ると分かりにくい人もいると思うので、もう少し前段階からお話します。
ブログへのアクセスはどこからやってくる?アクセス元の違いで意識すべきことは違うよ
一応知らない人のために説明すると、記事にアクセスが集まる経路って大きく分けると2つあります。
・SNS経由
・検索エンジン経由
SNS経由ってのはツイッターやらfacebook、はてぶ等でシェアされてそこから訪問してくるアクセスのこと。どこかで紹介されたから来るアクセスのことですね。
検索エンジン経由ってのはgoogle等で誰かが検索した時に、検索結果に自分のブログが表示されてそこから来るアクセスのこと。
これら2つのアクセスは経由する場所が違うから、訪問してくる人の属性が違うんですよね。
だから記事を作成するときにどちらを狙うかで意識することが全く違います。必ずどちらを狙うのかを意識して書かないと、効率よく目的を達成することは難しくなります。
ブログに慣れていない人は、その辺のことを意識せずに記事を書いてしまう場合が多いです。
効率よくPVを増やすためには、どちらを狙って記事を書くのかをあらかじめ決めておかなければいけないということを頭に入れておきましょう。
今回は検索経由のアクセスを増やすと決めた場合についてのお話になります。
それでは本題に入っていきます。
検索やキーワードを意識するって具体的にどういうこと?
ブロガーさんに、「検索流入を増やすためにはどうすればいい?」って質問してみると、
冒頭のように「キーワードを意識して、良い記事を書くこと。」みたいな返答が返って来たりします。
おそらく同じような回答をもらった人もいるんじゃないかな?
・キーワードを意識?
・良い記事の定義は?
ブロガーさんの中には言いたくない人も多いと思うんで、こんな抽象的な言葉で返ってくるのかもしれないけど、これじゃ正直よくわからんよね。
このあたりの抽象度の高さが原因で、初心者の方が果てしない勘違いを起こす原因にもなっていると思います。
今回はこの部分をちょっと掘り下げてみようと思います。
例えば超絶劇的、どこぞの委員長も最敬礼するような、もうそれはそれは素晴らしいイモムシの記事があったとします。
この記事が「サッカー」というキーワードで検索している人にとって役に立つでしょうか?
おそらく役に立たないですよね。
どんなに素晴らしい記事でどんなに多くの人に認められた記事であっても、そのキーワードにマッチしていない限り、そのキーワードでは役に立たない記事だということです。
役に立たないということは、そのキーワードで検索上位に表示される可能性は薄く、アクセスが見込めないということです。
キーワードを意識せずに記事を書くと、このように求められていない記事を書いてしまう可能性があります。
逆に言えば、何のキーワードを狙うのかを初めに決めて、そのキーワードで検索する人に向けて記事を書く必要があるってわけです。
実際そうしなければ、そのキーワードに本当にマッチした記事が書けないと思います。
「狙うキーワードを決めてから記事を書く。」これがキーワードを意識するという意味です。
キーワードについてはもうちょっと理解しておいた方が良いことがあるので、解説を続けます。
検索行動について理解しよう
検索行動をする人は、必ず何か知りたいことがあって検索をします。
悩みの解決方法であったり、何かのやり方だったり。どんな検索にも必ず検索者が検索した理由があります。
これを検索意図と呼んでいます。
検索者はどうやって検索すれば、知りたいことの答えが出てくるのかを考えます。
なぜ考えるのでしょうか?
検索窓にキーワード(フレーズなども含む)を入力しなければいけないからです。何を入力すればいいのか悩むわけです。
頭の中にある悩みや知りたいことは、3次元的な広がりを持った大きな情報です。だけど、キーワードは1次元の情報です。
3次元から1次元に情報を削減しないといけないから悩むんですね。一言で自分の知りたいことを表現するのって難しいですもんね。
このようにして、検索者はキーワード(またはフレーズ)を考えて検索します。
今回はこれが「東京 大阪」というキーワードだったとします。
一方ブログなどの記事作成者はどうでしょうか?
記事作成者の行動も理解しておこう
「東京 大阪」というキーワードで記事を書こうと思ったときに、分かる情報は「東京 大阪」という1次元の情報のみです。
このキーワードから、検索者の頭の中にある本当に知りたい情報(3次元情報)、つまり検索意図を知る必要があります。
知らなければ、検索者の為に必要な記事は書けないですからね。ココが慣れていない人にとって難しいポイントです。
検索を意識した場合には、キーワードがめちゃくちゃ重要といわれる意味がわかりますかね?
検索者と記事作成者の意思疎通ができるものがキーワードしかないわけですね。そこからできる限りの情報を把握しなければいけません。
検索者が考えて絞り出したキーワードを見て、記事作成者は検索者の頭の中を再現しなければいけないんです。
こんなの意識していなければ絶対できないですからね。
「キーワードを意識する」の意味が少しでも腑に落ちればいいな。
「良い記事を書く」というのはどういう意味なのでしょうか?
ここで多くの人が悩んでいますね。良い記事の定義がよくわからないですもんね。
「キーワードを決めてから記事を書く」ということで、まずキーワードを決めたとします。
次に、そのキーワードの検索意図について知る必要があります。
検索をしてきた人の検索意図に答えてあげる記事が、そのキーワードで求められている記事ということですよね。
簡単に言えば、そのキーワードで求められている内容、つまり検索意図に答えてあげる記事が「そのキーワードで良い記事」ということになります。
「そのキーワードで良い記事」←これ重要です。
サッカーとイモムシの例のように、キーワード毎に求められている内容は違います。
だからこそ、どんなに一般的に良い記事であったとしても、狙うキーワードで求められていない記事であれば、そのキーワードではクソダメな記事ということになってしまうわけです。
これが初心者の方が陥りやすい落とし穴です。もちろん上級者でも難しいポイントなんですが、、、
そのキーワードで求められていないことに熱量をかけて頑張って書いている人がいるんですね。方向性が違うからすごくもったいない例です。
分かりにくいかもしれないので、例を出して説明します。
先ほどの例と同じ「東京 大阪」というキーワードでいきますね。
キーワードを決めたら、検索意図を把握しないといけないので、これを把握しようとします。
上の画像のように考えて、「東京と大阪の違い」についてめちゃくちゃ調べて詳しく分かりやすい記事を書きます。
さて、本当に検索者が求めていたのは、「東京と大阪の違い」だったのでしょうか?
「東京 大阪」で考えられる検索意図は他にもこれくらいある気がします。
1、東京と大阪間の距離
2、東京と大阪の新幹線の値段とか予約情報
3、東京と大阪間の高速道路情報
4、東京と大阪間の夜行バスの値段とか予約情報
5、東京と大阪間のフェリー情報
実際には検索者が知りたかったのは「2」だった場合、「東京と大阪の違い」についてどれだけ詳しく分かりやすい記事を書いても求められていないわけです。
一見「東京 大阪」のキーワードを意識した素晴らしい記事のように見えるかもしれませんが、検索者に求められていない場合、「東京 大阪」というキーワードで検索上位にその記事が表示されることはありません。当然アクセスも見込めません。
もし「東京と大阪の違い」について書きたいのであれば、狙うキーワードが違うわけですね。
このように、キーワードを意識した記事を書いている人でも、多くの人が検索の意図を取り違えているのが現状です。
どんなに頑張って書いても、このような前提を間違えてしまうとそのキーワードでは良い記事になならないので、思うような結果は得られないのです。
だからこそ「キーワードを意識して、良い記事を書くこと。」というアドバイスは合っていると思うけど、間違いやすいアドバイスなんじゃないかとも思うわけです。
じゃあ「東京 大阪」のキーワードで多くの人が求めている情報はなんだったのでしょうか?
これは「4」の「東京と大阪間の夜行バスの値段とか予約情報」が正解に限りなく近いと思います。
なぜこれが正解だと言えるのか?これは長くなってきたので、また機会があれば書きます。リサーチすれば分かります。
東京と大阪の違いや、1~5の検索意図で検索する人もいると思うので必要なコンテンツの一部ではあると思います。だけど多くの人が求めているのは、「東京と大阪間の夜行バスの値段とか予約情報」なんですね。
「東京と大阪間の夜行バスの値段とか予約情報を知りたい」という検索意図で検索する人にさらに寄り添っていくなら、
より安くて安心できる評判の良いバス会社を教えてあげる必要があると思いますし、予約システムもできる限り簡便なものを提供してあげる必要があるでしょう。
また、おそらくは大阪発ではなく、東京発の夜行バス、もしくは東京発からの往復の予約でしょう。
どこまで検索者に寄り添えるか。狙ったキーワードで上位表示するためには、それが求められているというわけです。
検索意図が複数あるということを知らない人や、上記のようなことを意識していない人は、間違ってしまう可能性が大いにあるということが腑に落ちましたでしょうか?
検索意図の把握には徹底的なリサーチが必要になります。カンでやっている人は間違う可能性も大きくあるので注意が必要ですね。
まとめ
PVを安定的に大きく増やしたいなら検索流入を増やしていくのがおすすめ。
そのためには、
1、記事を書く前にキーワードを決めて、リサーチしてそのキーワードの検索意図を把握すること(キーワードを意識する)
2、そのキーワードの検索意図に対する答えをできる限り分かりやすく、求められた形で提供すること(良い記事を書く)
が必要になってきます。
「キーワードを意識して、よい記事を書く」というのはこういう意味があったんですね。
あまり考えすぎると手が止まってしまいますが、何も考えずにやる人は伸び悩んでいる人が多いです。
楽しみながらやることと、考えながらやること。どちらも重要です。
今回は伸び悩んでいるなら、もう一度立ち止まってみることも大切かもという記事でした。
うまく間をとって、少しずつレベルアップしていきたいですね。僕もまだまだ初心者レベルなので、頑張って修行中です。